たおの世界

あぁ、パニックになるほどの忙しさ、なのか疲労の蓄積なのか、予定を詰め込みすぎたのか。鹿児島、宮崎、韓国、卒園、春休み、山形帰省、お友達との約束、学校の入学準備、入学式から新生活へ。とやっぱり忙しかったのだろう。子供の心が落ち着かないのが私にも伝染したのかもしれない。(普通反対ではないのだろうか、ごめんね子供たち)倒れそうだった、というか倒れ込んで夫に当たり散らしたり(長年の不満もあるが)、完全なキャパオーバーで頭が働かず恐ろしい状態だったと思う。

やっと少し落ち着いてきた。給食まであと3日。

 

たおは最近、なわとびが飛べるようになった。なんだか鈍臭い感じの彼女だけど諦めずに頑張っていたのね、きっと。ニコニコしながらぴょこぴょこする姿が可愛い。昨日はお友達がおうちにきたり自分の世界を広げている。顔つきが変わって自信が出てきた様子。

 

たおは年中の時からカルタが好きで、年長になってからはオセロ。勝負事が好きなのだ。

園ではトランプもはじめているみたい。いおりが段ボールを丸く64個切って3人で色を塗って作ったオセロ。最近は1人で対戦している。近所のお兄さんが持っていたルービックキューブを見て欲しくてたまらないそう。ルービックキューブは作れないよね?と何度も聞いてくるのが可愛い。

 

 

忘備録として。

タオには不思議な世界がある。エックスタワーという謎の世界で、ブルードラゴンがいたり、ドラゴンに乗れたりトレーナーもいたりするらしい。(ポケモンによっている)長いことかけてたくさんの言葉でその世界をいおりと共有していてエックスタワーの遊びしよう、といってはじめるのだ。すごい想像力だよ。

もうひとつは、おだんごまる。おだんごまるに行ったよね、あれがあったよね、これしたよね、あれ美味しかったよね、と空想の世界でしたいことが全部できるのだ。私の中では、日本昔ばなしに出てくる遊園地、!!!???みたいなものになっていて、なになにしたよねー??って共有するのが楽しいのだ。

 

幼稚園でお友達がいない時は同じ背の高さくらいのイマジナリーフレンドがいたみたいだし、今朝は、ちっちゃいまーもー(赤ちゃんの頃から大切にしているクマのぬいぐるみがついたブランケット)は耳を近づけると小さい声がするんだよね、ともじもじフフフといった調子で可愛い声で教えてくれた。ママのじゃないからママには聞こえないかもしれないけど…と教えてくれた。なんていうの?と聞くと、朝眠い時は「晩ごはん何かなあ?」とか(意味わからん)、昼くらいになるときちんと喋るとか、おむすびころりんの話とかしてくれるらしい。

 

 

布団を畳むときには小さな体で見事に潰れた蛙のようになりながらゴロンゴロン転がりながら全身を使って畳んでいる。たまらん。

 

 

いおりは皆とうまくやっているようだけど、とにかく感情の起伏が激しく、きれる、泣く。こちらも、毎日頑張っているのだろうと優しくするが最終的に切れてしまう、というやつをここのところ続けている。

そうこうしながら、今日は朝初めて玄関で見送り。無事近所のお兄ちゃんたちと会えたのだろうか。ドキドキしたんだろうな。自信をつけて帰ってきてくれるといいな。

 

 

今年は庭のタケノコが不作。

雨の日、最後の登園

いおり最後の登園。病院にいくため預かり保育。


雨の日、たおをだっこして、自分もだっこして欲しいと泣くいおりにどうすることもできず、私も泣いていた。

傘はいつも片手で持つので手首が痛かった。山道に慣れないころは、たおをだっこした私も、いおりもたおもよく転んで泣いた。おしりは泥だらけ。

いおりがしっかり自分で歩けるようになった頃、たおは抱っこで山を登るには重すぎて、晴れた日でも山道にくると泣くようになっていたたおを雨の中歩かせるのに苦戦し、いつも途方に暮れ、しまいには怒っていたような気がする。


気がつけば2人とも、傘をさして元気に歩く。わいわい歩く。リュックを背負って歩くたおのレインコートはぴったりサイズになりもう少しすると袖が短くなりそうだ。いおりはいつからかレインコートはカッコ悪いようで着ない。


こうやって大きくなるのね。少しづつ少しづつゆっくりと。

 

 

 

ちょっと乱暴な男の子に、落ち着けよ、深呼吸深呼吸…と優しく諭したとか、先生を誘ってランチを食べたとか、お兄さんになった姿にキュンとした、と教頭先生。職員室でも話題だったとか。皆に褒められてまんざらでもなく、たおにもより一層やさしい。

買ってきたかいけつゾロリに夢中。新幹線で読んでもらおうと思ったのにもう読み切ってしまいそう。それにしても突然100ページもあるお話が読めるようになるなんてすごい。こんなふうに突然読めるようになるとは驚き。

 


布団たたみももうすっかり子供たちの仕事。遊んで布団をくちゃくちゃにしていても(だめだけど)ちゃんと寝る前には綺麗にしいてくれる。カドの揃え方が私より数段きれいなことも書き加えておく。

 

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一年を終えて

慌ただしい3月。物忘れに度重なるミス、思考に靄がかかっているよう。花粉の言い訳もそろそろ使えない、どうしたことだろう。忙しい実感はないのにザワつきっぷりがすごい。記憶が飛んでいく。

 

今日はたおの終業式。PTAのお仕事もお花の贈呈やらで本当に最後。今日も役員室は皆でワイワイ。有閑クラブ(決して派手なものではない)の資本主義から逸脱した高尚な作業やらおしゃべりがされている。ああ、幼稚園の活動に携わってきて本当によかった。私はやっぱりHSS型HSP。人が好きなのだ(疲れるけど)。多様な人と利益や効率を追求しないで物事を進めていくということから学んだことは大きい。色々あったけどみんなが心からいい人たちなのだ。これは心からの本心で。大変じゃないと言い聞かせていたが、やはり自由な時間が少ない中、経験のないことに挑戦するというのは大変で貴重な経験だった。想像もしていなかったが、終えて今は達成感も大きい。

 

 

アイドルになりたいという女の子に、なれねーよ!と暴言をはいたらしいときいて、いおりに怒った。彼女が関係ないのに偉そうにもう時間だから片付けろと言ってきた、何度も言ってきて本当に嫌だった、との言い分。帰りの山道ではその話でキレまくっていたいおりだったが、今朝、彼女を園で見つけたらすぐに、あそこにいるから謝ってくる!と。なんていい男。尋常じゃないくらいキレていたのは、事態をよく把握していたからだったのか。少し言いすぎてしまった。彼女のお母さんと話をしてみると、彼女も関係ないのに口を挟んだと自覚しているようで、悔しく泣いていたし、よく理解している。彼女のお母さんとの関係もそうだけど、心を開いてコミュニケーションをとっていくというのは何より大事。と当たり前のことを強く感じた。何より気持ちのいい性格のいおりを誇りに思った。

 

昨日は、いおりの歯が抜けた。こんなにわかりやすく成長をみせつけるものも中々なく風情がない。とはいえ喜ぶ歯抜けの我が子は少し間抜けで、ほとほと逞ましい。

 

たおは今日も私から離れてお友達と笑顔で走り、うふふ、と笑っている。うちに遊びにきてね、とよく誘われるたお。独特の世界観を持つたおは人気者なのだ。たおが機嫌が悪そうになるとこちらから、悲しい気持ちになってきた、ぎゅってしてくれない?と聞きながら手を広げるとピョンっと飛んで抱きついてくる。まだまだ短い両手と両足で私を締め付けてくる。優しくて力強いけど安定感のある、ぎゅ。小さいけれど芯が強い身体。この感覚愛おしさ忘れたくない。そしてうまく子供の対応をできている自分に酔いしれることができる。素晴らしい、明日もたくさんぎゅっしてもらおう。

 

お昼に帰宅する時間がなくマックへ。怪盗ゾロリの絵本が欲しくハッピーセットを頼んだ2人。2人で大きな声で音読。ものすごい集中力でとにかく大きな声で音読。たおちゃんはちびっちゃいのにしっかり読んでいてかっこいい。カフェで子供たちと読書、という夢が叶う日が近いのかもしれない。とにかくうるさいがいったいどのくらいで黙読に移行するのだろう。

忘備録でしかないが

食事中うるさい、足をバタバタするなと注意され、パパの子供の頃から俺はパパのお腹の中にいたからパパが子供の頃静かにご飯食べてなかったの知ってるんだ、と口ごたえ。

いおりはパパとママが出会ってタイやスペインでデートしたりして、結婚して手を繋いだらママとパパの間をバーッッて行き来して、ママのお腹の中に入ってきて産まれたらしい。

 

今日はたおのお弁当最終日。14時のお迎えまでまたいおりと2人の時間。自分の自転車を漕いでいる。海へ行くも風が強すぎたため、ふと思いつきサイクリングロードへ。実はこれ、たおがいるとできないことだ。大磯コネクトのあたりで近所のおじさんに会い海でとれたワカメとシーグラスをいただいた。(晩御飯はわかめしゃぶしゃぶ、めかぶ納豆、茎わかめのきんぴらとなった。)自然から頂いたものをさらに好意でいただくというのは喜びでしかない。いおりはとにかく人が好きで愛想がいいので歩いているだけで可愛がられ、たくさんのものをもらう。素晴らしいことで私はおこぼれを預かっている。

ぐんぐん自転車で進み、プリンスホテルまで到着した。途中白バイが通ったのだが憧れののじまたろうさんかもしれないといおりは落ち着かない様子。警察署が気になって仕方なかそうで、絵を描くのに観察したいというので警察署の中を視察に。

流石のいおりも慣れない自転車でずいぶん遠くまで来たので足が棒だという。そんなことを口にするのはたいそう珍しいので気が気でなかった。

信号が点滅していたのに進んだ私に、おい!あぶねーだろ、なーにやってんだよ!と呆れ顔。ランチ中は、俺幸せ。と可愛い限り。頼もしいツンデレ彼氏のようだ。

 

今日はたおのお友達とふれあい広場へ。園庭開放でも人が少ないからか私にべったりではなくお友達と遊んでいたし、先輩方が卒園して、とうとうたおの時代がくるのかもしれない。

最近たおはとても上手に身体を洗う。小さい身体を器用にチャチャチャチャっと洗う姿と小さなお尻がたまらない。

 

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負けず嫌い、頑固

はりきってサッカーをするもハンドをとられ、大声をあげて悔し泣き、つまずいて転んで悔し泣き。顔をくちゃくちゃにして大きな声で、子供泣き。たおはかるたをしても負けそうになると涙。特にすごろくは手加減できないので不可抗力だ。たいそうな負けず嫌い。

 

山道でぐずる時、置いていくふりをして見えないところに隠れても、黙っていたり泣いてみたりと対抗するも追いかけてきたことは皆無。頑固者でもある。

 

とても一生懸命サッカーをするたお。上手でとにかくよく走りまわることに驚いた。暑い暑いと肌着なるも、日焼けしちゃうねと伝えると、じゃあ着るとTシャツを着なおす。美白派か。サーファーで小麦肌をこよなく愛する母をどう感じるのだろうか、などと思っていたら、やっぱり脱ぐ、と兄と一緒に上半身裸で走っていった。

 

いつも兄の影に隠れてしまいがちだけれど、しっかり自分らしさを育んでいるたお。

 

兄はというと、サッカーを終えてるととにかく不機嫌で不貞腐れて機嫌が悪い。お腹が空いて気持ちのコントロールができないのかと思っていたが、お風呂できいてみるとパパに負けて悔しかったとか。こちらも負けず嫌いか。まだまだパパには負けてもらっては困る。

 

 

今日は半袖で過ごせる外出日和で県外ナンバーも多く賑わっていた箱根だが、芦ノ湖畔にある箱根やすらぎの森はほとんど人がおらず穴場。

 

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卒園

卒園式でいおりが泣いていた。何人ものお母さんにいおりが涙を拭いているところをみてもらい泣きをしてしまったと声をかけられた。

強い感受性。あなたの素晴らしいところ。

 

お風呂の中でどんな気持ちだったの?と聞いたら、何かを考えていたわけではなくて自然と涙がでてしまったと。歌詞は覚えていたのに歌うことができなかったことなど、はにかむように朗らかに教えてくれた。

 

先日、おれ、じっと椅子に座るのが苦手でそわそわしちゃうから意識して座っている、と言っていた。今まで劇も運動会も上手くできたもん、だから大丈夫、と頼もしい台詞も聞けた。

 

下の前歯がぐらぐらになっている。気がついたら下から新しい歯が顔をのぞかせている。見えないところで成長している息子の象徴のようだ。

 

 

長い1日で白目を剥いて倒れ込みそうだが、この豊かな地で、子育てができる喜びを噛み締める。

 

たお、今日は1日いい子にしてくれてありがとう。最近怖がりで手も洗いに行けないし、ここにきて後追いしているあなただけど、ずっとこのままでいて欲しいほどに愛おしい。

 

行きの山道でたおが転び、おしゃれをしてつけてきたビーズのブレスレットが切れてしまった。転んだ痛そうな音、少し遅れて響く鳴き声、駆け寄る私たち、散らばるビーズ。あぁ、3年間お疲れ、私。もうほんの少しだけは、楽しむことができそう。こんな毎日が続くことが奇跡のように思える。

 

 

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今日のこと

明日は卒園式。
晴れた空の下、3人でとぶようにして山を下る。ご近所の品の良いおじさん、蛸をくれるおじさんなどに元気に挨拶をしながら登園。
思い入れのある登園路、しみじみと3年間を振り返りたいところだけれど、石垣を蹴り、足場で飛び跳ねうるさい音を出し、高架下のトンネルでは大声で叫ぶ。
あまりの騒音に園を目の前にしてたおが「うるさいーー」と泣きだす始末。長いこと頑張ったね、私。


いおりだけが11:30降園なので2人でデート。一目散に園を飛び出し、リクエストのマックへ。マックで2人でランチ、それだけのことなのにこんなに喜んでくれるだなんてまだまだ可愛く神様とやらに感謝したくなる。
ドラえもんのおもちゃと怪盗ゾロリの本などがあり少し悩んでいたが、俺、大人のやつにする。と。吟味に吟味を重ねビックマックセットをオーダー。ああ、もうお兄さん。


いおりのママで私は世界で1番幸せだよ、と伝えるも、わっかんないでしょっ!!(何言ってんだよ)他の子のママしたことないでしょうよーと返される。本当に賢くて愛おしい息子だ。勝てん。

公園から海へはしご。海辺で寝転がり、冷えた身体を暖かい砂で温める。指宿の砂風呂みたいだね。
あんなに食べた後だというのに、砂の上で昨日久々にやってみたら上手くできて驚いた側転しながら、豊かだねぇ、豊かだねぇと言っている。私の口癖だろうか。
2人で砂山を崩す遊びをしたり、湿った黒い土と小石で温泉付きのドリームハウスを作った。なんて甘い時間なんだろう。





昨日玄関の前で転んで膝を擦りむいてしまったたおちゃん。昨日は血をみると辛くなるようで長いこと泣いていたが、まだ傷はぐじゅっとしているのに赤くなければお風呂に入っても平気な様子。そういう事柄って大人でもよくあるよね。

 

 

 

自分メモ:面白くない話でいいから日々の記録を書ける範囲で書いていくこと。読む人を意識しないであくまでも自分の思いをシンプルに記録していこう。