一年を終えて

慌ただしい3月。物忘れに度重なるミス、思考に靄がかかっているよう。花粉の言い訳もそろそろ使えない、どうしたことだろう。忙しい実感はないのにザワつきっぷりがすごい。記憶が飛んでいく。

 

今日はたおの終業式。PTAのお仕事もお花の贈呈やらで本当に最後。今日も役員室は皆でワイワイ。有閑クラブ(決して派手なものではない)の資本主義から逸脱した高尚な作業やらおしゃべりがされている。ああ、幼稚園の活動に携わってきて本当によかった。私はやっぱりHSS型HSP。人が好きなのだ(疲れるけど)。多様な人と利益や効率を追求しないで物事を進めていくということから学んだことは大きい。色々あったけどみんなが心からいい人たちなのだ。これは心からの本心で。大変じゃないと言い聞かせていたが、やはり自由な時間が少ない中、経験のないことに挑戦するというのは大変で貴重な経験だった。想像もしていなかったが、終えて今は達成感も大きい。

 

 

アイドルになりたいという女の子に、なれねーよ!と暴言をはいたらしいときいて、いおりに怒った。彼女が関係ないのに偉そうにもう時間だから片付けろと言ってきた、何度も言ってきて本当に嫌だった、との言い分。帰りの山道ではその話でキレまくっていたいおりだったが、今朝、彼女を園で見つけたらすぐに、あそこにいるから謝ってくる!と。なんていい男。尋常じゃないくらいキレていたのは、事態をよく把握していたからだったのか。少し言いすぎてしまった。彼女のお母さんと話をしてみると、彼女も関係ないのに口を挟んだと自覚しているようで、悔しく泣いていたし、よく理解している。彼女のお母さんとの関係もそうだけど、心を開いてコミュニケーションをとっていくというのは何より大事。と当たり前のことを強く感じた。何より気持ちのいい性格のいおりを誇りに思った。

 

昨日は、いおりの歯が抜けた。こんなにわかりやすく成長をみせつけるものも中々なく風情がない。とはいえ喜ぶ歯抜けの我が子は少し間抜けで、ほとほと逞ましい。

 

たおは今日も私から離れてお友達と笑顔で走り、うふふ、と笑っている。うちに遊びにきてね、とよく誘われるたお。独特の世界観を持つたおは人気者なのだ。たおが機嫌が悪そうになるとこちらから、悲しい気持ちになってきた、ぎゅってしてくれない?と聞きながら手を広げるとピョンっと飛んで抱きついてくる。まだまだ短い両手と両足で私を締め付けてくる。優しくて力強いけど安定感のある、ぎゅ。小さいけれど芯が強い身体。この感覚愛おしさ忘れたくない。そしてうまく子供の対応をできている自分に酔いしれることができる。素晴らしい、明日もたくさんぎゅっしてもらおう。

 

お昼に帰宅する時間がなくマックへ。怪盗ゾロリの絵本が欲しくハッピーセットを頼んだ2人。2人で大きな声で音読。ものすごい集中力でとにかく大きな声で音読。たおちゃんはちびっちゃいのにしっかり読んでいてかっこいい。カフェで子供たちと読書、という夢が叶う日が近いのかもしれない。とにかくうるさいがいったいどのくらいで黙読に移行するのだろう。